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まああああ、この本。
タイトルだけでも、聞いたことのない方などいないのではないでしょうか。
昔々、某読書好きタレントさんがお勧めしていたのを覚えていました。
彼の感想は
「心の中の想像力は誰にも邪魔することができない」
というシンプルなもの。
さて、アンの想像力におおいに期待がかかります。

ごくごくかんたんなあらすじ***************************
(ネタばれあり)
カナダの小さな島に住む初老の兄妹、マシューとマリラは、
兄マシューの野良仕事の手伝いをさせる為に、
孤児院から男の子を一人引き取る事にした。
しかし伝達ミスから、やってきたのが11歳のアン・シャーリーという女の子。
一風変わったこの女の子をマシューは気に入り、引き取ろうと言い出す。
男の子がほしかったマリラも、
普段は無口で気弱なマシューの、いつにない執心ぶりにほだされ、
渋々引き取る事にする。
アンは創造力が豊かで、何よりおしゃべりが大好きな女の子だった。
静かだったグリーンンゲイブルズ(マシューとマリラの家は島でそう呼ばれていた)に
毎日毎日小さな事件を巻き起すこととなった。

身寄りがなく、しつけも教育も宗教も愛されることも知らなかったアンを
マリラは学校や日曜学校へ通わせ、娘のように扱っていた。
このおしゃべりでしつけのなっていないアンを厳しく育てていたマリラは
徐々にこの少女への慈愛が芽生えてきたことを感じる。
一方アンは自分の一番気にしている赤毛を
学校一のハンサム、ギルバートにからかわれてからというもの、
このギルを目の敵にし、学校のトップの成績を争い、猛勉強を始める。

やがて5年の歳月が立ち、アンは美しく聡明な女性に成長する。
そんなアンは成績トップでクイーン学園に合格し、
マシューとマリラの自慢の娘となる。
マシューは夕暮れの畑で、アンにこう言う。
「覚えておおき。一ダースの男の子より、お前の方がいいよ、アン。」
そんな、ひたすらに優しいマシューとの別れと、
ギルバートとの和解の瞬間は、すぐそこに迫っていた。

*************************************************************

私がアンを知ったのは、同世代の例にもれず、ハウス世界名作劇場です。
小学生のすずきから見るアンは、
そりゃもう、勝手で、コワいもの知らずで、
イライラする以外の何者でもありませんでした。
あんなおっかないマリラに、
もらわれたクセに、対等な口を聞き、時に無神経に逆なでしたりするアンに、
自由さとか、無邪気さなどは全く感じず、
黙ってりゃいいのにまた余計なことして…とか、
ああ、そっち行っちゃだめだって、志村後ろ後ろ! とか、
つっこみどころ満載で、正視などとてもできませんでした。

そしていろんな偶然があって、42歳にして手に取った『赤毛のアン』。
アホな私は、もう、のっけから泣きそうで泣きそうで、
終わりの方ではとうとう号泣。
読み終わっても何度も何度も読み返し、そりゃ大変なもんでした。
アンがただただかわいくて、けなげで、
なんでそのことに気づかなかったのだろう、
そりゃ私が子どもだったからだろうなーと
しみじみ思いました。
アンはひたむきで、素直な女の子です。
すでにひねくれものだった小学生のすずきはもしかしたら
そんな自由奔放なアンに嫉妬していたのかもしれません。

アンの想像力はもちろん、間違いなく彼女の人生に彩りを添えてはいますが、
重要なのはそこではありません。
これはそう、アンの物語ではなく、
あくまでもマシューとマリラの物語。
マシューの、マリラの、アンに対する気持ちの緩やかかつ自然な変化、
そして、その心の機微を美しい島の風景とともに映し出す、
作者モンゴメリの如才のなさこそが
肝なのです。
かけがえのない人というのは普段は
空気みたいに見えないもので、
何かが起こった時にしか感じられない。
今、私はまたそれを身をもって感じている、
まさに渦中にいるのです。

これは児童文学ではなく、
完成度の非常に高い、大人の為の極上のおとぎ話です。
アンがこれからどんな娘になっていくのか、
アンシリーズは全10巻だそうですから、
また寝不足の日々が続きそうです…

赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 1)赤毛のアン (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 1)
(2005/04/15)
ルーシー・モード・モンゴメリー

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(ト)

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青空トランプ

Author:青空トランプ
青空トランプ:夫婦ユニット。サブメンバーに、長女コロ(中1)と長男ぐわー(小5)がいます。
そんな青空トランプを、20の質問で紹介します。

【青空☆太郎】

出身地:宇宙
職業:世界を股に挟むえせサラリーマン
趣味:最近は主に東欧の大衆音楽、例えばロマ(ジプシー)系やクレズマーの辺り
特技:誰に対してもあつかましく振舞う
好きな食べ物:カレーかラーメンか迷ってるフリをしつつ本当に好きなのは握り寿司
好きな映画:ここ最近なら間違いなく『先祖になる』だね
尊敬する人:タモリ(『ブラタモリ』復活希望)
抱きたい人:宮崎あおいちゃん(せっかく離婚したんだから俺んとこに嫁に来なさい)
神:JB、ジミヘン、コルトレーン(このチョイスに迷い無し)
永住したい場所:東北か東欧か東南アジア
1ヶ月休みがあったら:東北でボランティア&観光(まだまだ行き足りない)
3億円当たったら:1億は寄付して、残ったカネで防音設備の整ったスタジオ付きの家を建てて楽器を買いまくるね
明日死ぬとしたら:慌てて般若心経を覚える
今一番興味があるのは:クレズマーとチンドンの関係性
子供以外の宝とは:あごひげともみあげ
自分を動物に例えたら:インドサイ
相方のいいところ:他人にでも感情移入できるところ
相方の悪いところ:他人にでも感情移入しがちなところ
相方を料理に例えたら:火鍋と砂鍋が半々のやつ(仕切りは陰陽風)
世界に向けてメッセージを!:打倒風評被害!


【花札(仮)すずき】

出身地:長野県長野市
職業:主婦業を全力で。
趣味:下ネタ。
特技:落ち込むこと。
好きな食べ物:友人の旦那が作るダシ巻き卵。こないだ久々にありついた♡甘さと出汁とフワフワ具合。ケーキかよ!?安定の旨さ。嫁への愛を感じたわー。
好きな映画:『クンドゥン』『JSA』
尊敬する人:もちろんダライラマ14世。すごいオジサマですよ、この人は。
抱かれたい人:吉野寿様。せめてデートできるなら、一緒にダイアログ・イン・ザ・ダークとか行って、吊り橋効果狙いたい。
神:小林賢太郎。神と書いてけんたろうと読む。
永住したい場所:シェムリアップ、ウブドゥ、チェンマイ
1ヶ月休みがあったら:タイのビーチでぐだぐだしたい。
3億円当たったら:半分寄附、半分貯金して老後に旅しまくる。
明日死ぬとしたら:家族と美味しいもの食べて過ごします(;_:)なんか泣けてきた…
今一番興味があるのは:TED。おっさんテディベアじゃなくて、プレゼンの方のね。
子供以外の宝とは:ラーメンズDVD&文庫本コレクション。
ラーメンズ好きな女はうざい?けっ知らねー。
自分を動物に例えたら:スナフキン亜種。おさびしやま~に~♪
相方のいいところ:博識。理論的。私の支離滅裂な話をよく聞いてくれるという意味で、ガマン強いところ。
相方の悪いところ:ブログ、この半年で1個くらいしかあげてませんよ。どうしました?
相方を料理に例えたら:満漢全席。うんちく多そうだ。
世界に向けてメッセージを!:最良の母親とは、まあまあの母親である。〜児童精神科医 ドナルド・ウィニコット〜

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